My Sweet Darlin'

 3カ月付き合った彼女にあっさりフられた俺はむしゃくしゃした気分を抱えたままコンビニに入った。外は夜だというのに30度近い気温があり、コンビニの中は涼しくて極楽に来た気分になる。
「いらっしゃいませー」
 社員教育がしっかりしているのか、ここのコンビニの店員は必ずこうやって挨拶をしてくる。いいことだ。
 まずは雑誌の立ち読みでもしようかと雑誌が並ぶ本棚の前に行くと、
「!!」
 女の子が一冊の雑誌を読んでいた。読んでいる雑誌はなんてことはない、女性誌なのだが、俺が驚いたのはその子の容姿だった。
 ショートカットの髪の毛は若干内巻きになり、切れ長っぽい瞳には知性が漂い、実用的な眼鏡が変にファッション的な眼鏡より彼女の美しさを際立たせている。鼻は少し低いものの、ふっくらした唇とあいまって彼女の美しさ、というより可愛さを際立たせている。
『か、かわいい』
 今までいわゆる『まじめタイプ』という女性に興味がなかったのだが、彼女は別だ。ぱっと見た感じでは「ずっと委員長でした!」みたいな女性なのだが、魅力があった。そしてなにより、女性の香りを漂わせていた。
 さりげなく彼女の隣に立って車雑誌を手に取る。ぱらぱらとページを捲りながら彼女を更に観察する。
 ふわっと香る柑橘系の香りはクリニークHappyという香水だろう。何を隠そう、俺もこの香水のメンズ版を愛用している。
 俺はますます彼女にホれてしまった。なんとか彼女をモノにしたい。今風に言えばゲットしたい。…多分間違ってる。
「ん?」
 どこからかくぐもった振動音が聞こえた。ブブブブブという音だ。携帯が鳴ってるのか?と自分のポケットを確認したが、携帯はそもそも料金未納で止まっている。店内を見まわしてみるが、他に客はおらず、一人しかいない店員はレジでお金を数えている。おいおい、強盗入ってきたら一発で盗られるぞ。と、なると、彼女か?でも見た感じ携帯を持ってる風には見えないな。鞄も持ってないし、着てる服はワンピースだし…
 !!
 もしかして!?
 まさか!?
 いや、多分…
 俺は自分の中の疑念を抱きつつ、彼女の表情を盗み見る。やっぱり。俺が抱いた疑念はドンピシャだった。
 本を置いてミネラルウォーターを買って店を出る。ついでに時計を見ると、午前1時。通りに人は少ない、というかいない。国道に面している店なので車通りはそれなりにあるが、人はほとんど歩いていなかった。通りを一本入った所は街灯も少なく、ひったくりが多発している。
 タバコを一本取り出してZippoライターで火を点ける。オイルが燃焼するいい香りが俺の鼻腔をくすぐる。
 コンビニの中をもう一度見ると、先ほどの女性−見たところ俺と同じの20代前半だろう−が雑誌を置いて外に出てきた。
「あのー、ちょっとすみません」
 俺はタバコを捨てて彼女に声をかける。極力平静を装い、まるでここに来たのが初めてのように振舞って。
「は、はい?」
 彼女は驚いた表情で俺を見る。彼女の眼鏡越しに潤んだ瞳が揺れている。
「ちょっと道をお尋ねしたいんですけど」
 心底困った顔をしながら俺は道を尋ねる。そして、尋ねた道というのは多分彼女の家の方向であろう、道だ。というのも、この街はなにせコンビニが多い。下手をすれ1ブロックに数軒という割合でコンビニが林立している場所もあるくらいだ。今俺が居る場所はそれほどではないが、国道を挟んだ向こうの通りにもコンビニがあり、向こうに住んでいるのならば、こっちのコンビニは使わないはずだ。こっち側の通りの南北にもコンビニがあり、このコンビニを利用するということはつまり、家は裏側の通りより西!俺が道を尋ねたのは正にその方向の町名なのだ。
「あぁ、そこでしたら私も同じ方向ですから案内できますよ」
 思った以上の答えが彼女の形の良い唇から帰ってきた。彼女は笑顔で俺に道案内をしてくれると言ったのだ。
「ありがとうございます。感謝します」
 ちなみに俺の住んでるマンションは全然方向違いのところにある。このコンビニに来たのはただの偶然だ。

「そうなんですか?楽しいですね」
 俺は彼女−名前を木ノ本 桜さんというらしいのだが−と談笑をしながらタイミングを伺っていた。ある事を聞くために。
 俺達はコンビニから離れた生活道路を歩いていた。街灯はぽつり、ぽつりとしかなく、人通りはさっきより無い。皆無といえる。よし、いいタイミングだ。
「…でさ、木ノ本さん」
「何ですか、海野さん?」
 海野というのは俺の名前だ。海野 寿一が俺の名前だ。
 それはいいとして、俺はさっきから抱えていた疑問をぶつけてみる。
「木ノ本さんは誰かのペットなのかな?それとも趣味?」
 極力さらりと、そしてその内容は大胆不敵なモノだった。
「え?」
 案の定、理解できない彼女がいる。俺は喋り方を変えずにそのまま彼女の着ているワンピースの裾を一気に捲り上げる。
「きゃぁっ!」
「やっぱり」
 思った通りだった。スカートの下の脚は太腿までの長さのストッキングに包まれており、ストッキングのゴム部分には何かコントローラーの様な機械が挟まれており、そこから一本のコードが伸びていた。そしてそのコードの行きつく先は…
「ローターか。こんなモノを中に入れたままコンビニに行くなんて…」
「あ…」
 彼女の瞳には怯えと、恐怖と、それらを上回る期待感が灯っていた。俺は彼女の耳元に近づき、
「変態なんだな」
「っ!」
 彼女の頬が朱に染まり、耳まで真っ赤になるのが薄暗い中でもはっきりわかった。
「こういうのが好きなのか?」
 耳にふっと息を吹きかけながら尋ねると、彼女は涙を浮かべた瞳をきゅっとつむってこくり、とゆっくりうなずいた。俺はにやり、と笑って彼女の太腿に手を伸ばす。
「あっ!」
 彼女が声を上げた瞬間には俺の手はローターのコントローラーの強度設定を最強に上げていた。
「あっ!あぁぁぁぁっ!」
 彼女が声を上げてぺたん、と崩れる。地面に染みが広がる。
「おもらしかぁ。そんなに良かったのか?」
 俺もしゃがんで彼女の顔を正面から見据える。見れば見るほど可愛い。というより、嗜虐心がそそられる。
「…気持ち、よかった、です」
 消え入るような声で彼女が答える。
「あーあ、スカートまでびしゃびしゃじゃないか」
 手を貸して立ちあがらせてからわざと大きめの声でそう言う。と、彼女の顔がさらに紅潮する。恥ずかしがっての紅潮ではない、興奮しているんだ。俺の中で何かが沸騰し始める。
「桜」
「は、はい」
 俺は何の前触れもなく彼女の名前を呼ぶと同時に彼女の豊かな胸の頭頂部を摘み上げる。
「いたっ!!」
「痛い?それだけか?」
 力を適度に入れて再び尋ねる。問われた彼女はとろんとした表情で、
「もっと…してください」
 堕ちた。

「へぇー、綺麗な部屋なんだな」
 俺は桜のマンションに来ている。部屋は1DKタイプで、きちんと片付いており、彼女の几帳面さが伺える。男の影もなさそうだ。流しの洗い籠には一人分の食器しかないし、冷蔵庫も一人暮し用の小型の物だ。センスがいいんだろう、部屋全体の雰囲気が非常に洒落ている。冷蔵庫にしても、無機的なものではなく、デザインされた物を使っている。
 俺はダイニングに置かれている2人用のテーブルセットの椅子に腰かける。桜は…
「んんっ!あっ!」
 玄関を入った所で我慢しきれずに矯正を上げていた。ローターの強度MAXで5分歩いて来たのだ。その途中では俺がノーブラの胸を揉みしだいたり、いきなりスカートを捲ったり、言葉でいじめたりしたのだから、彼女にとっては蛇の生殺しのような状況だったのだろう。部屋に入った瞬間に崩れ落ちた。
「桜、こっちに来いよ」
 俺は椅子に座ったまま彼女を呼び寄せる。
「あ…はい」
 彼女は既に抵抗もなく俺に従順になっていた。
「気持ちいいか?」
 この質問に彼女はうなずく。
「もっと気持ち良くなりたいのか?」
 うなずく。
「うなずくだけじゃわからないな。ちゃんと言葉を喋ってくれなきゃぁ」
 俺の答えに彼女はしばし躊躇ったが、体内で振動するローターの誘惑にとうとう負けてしまった。
「もっと、気持ち良く、してください」
「それだけじゃぁ、わからないだろ?どこを、どうして欲しいんだい?」
 この質問は効いた。彼女は身悶えしながらも恥ずかしがる。俺はじっと彼女の全身を敢えて舐めるように見回す。正に、頭のてっぺんから足の先まで。
「私を、いじめて下さい…」
「良く言ったな」
 そう言って俺は桜の頭を撫でてやる。彼女の表情が和む。
「服、濡れてて気持ち悪いだろ?脱げよ」
 表情が一気に羞恥に染まる。
「どうした?気持ち悪いだろ?べたべたして」
「は、はい」
 彼女はおずおずと立ちあがると(ローターの所為で何回も崩れたが)、ワンピースのボタンを外してその肢体を俺の前に露わにした。
 俺は口笛を吹いて賞賛を送る。
 見事なプロポーションだった。胸はふくよかに膨らみ、ウェストからヒップに至るラインはなまめかしい曲線を描いている。アンダーヘアは薄めで、ローターの線が唯一残っている着衣、膝丈ストッキングに挟まれているコントローラーに伸びていた。
「よしよし、よく我慢したな」
 コントローラーをストッキングから抜いて電源をオフにする。
「あっ!」
 小さい声が上がるが、構わずにローターを彼女の体内から一気に引き抜く。
「っっっっ!!」
 桜の身体が小刻みに痙攣してローターが入っていた場所の近くからぷしゃっと液体が水鉄砲のように噴き出してフローリングの床を濡らす。同時に再び腰が抜けたように崩れ落ちる。
「恥ずかしい匂いがしてるぞ」
 俺はローターに鼻を近づけてわざとくんくんと音を出して匂いを嗅ぐ仕草をする。
「恥ずかしいから止めてください…」
 白い肌まで紅潮させて彼女が嘆願するような瞳で俺を見上げる。俺は構わずにローターに舌を伸ばす。
「あぁ…」
 羞恥でいっぱいになったのか、彼女がうつむく。しょっぱい味が舌と本能を刺激する。
「おしっこの味だけじゃないな」
 俺の言葉に桜の肩が震える。俺は座り込んでいる桜の耳元で、
「淫乱な女の味がする」
「んーっ!」
 桜の身体が震えて、力が抜けたように彼女が横に倒れる。俺はその身体を抱きとめてさらさらの髪の毛を撫でる。
「あっ!」
 髪の毛にまで神経が行き渡っているのか、桜の口から矯正がまた上がる。桜の身体を抱え上げてそのままベッドの上に彼女を運ぶ。
「どうして欲しい?」
 さっきの質問をもう一度繰り返す。俺の質問の意図がわかったのか、桜は恥ずかしそうに、おずおずと立てた膝を開いてさっきまでローターが入っていた場所を俺に向ける。
「お願いします」
 羞恥で涙を浮かべながら桜が懇願する。が、俺はまだ着衣を脱いでいない。
「まだだ」
「え?」
 きょとんとした表情で俺を見る桜に俺はにやりと笑って、
「一人でしてみせろ」
「えぇっ!?」
 驚愕、という言葉がふさわしい位桜は驚いていた。
「しなかったらこれで終わりだぞ?」
「あ…」
 桜の表情が曇る。明らかに桜はもう堕ちている。
「どうする?」
「…します」
 桜はおずおずと右手で胸を揉みはじめる。途端に桃色の吐息が桜の口から漏れる。
「桜は一人で『する』時はどんな想像をしてるんだ?」
 俺の質問に桜は「え?」という表情をして手の動きを止める。
「手が止まってるぞ」
「あ、ごめんなさい」
「で、どうなんだ?」
「はい…その…」
 消え入りそうな声だ。俺は「もっと大きな声で」と言うと、更に恥ずかしそうにしながら言葉を紡いでいく。
「パンティーを穿かずに街を歩いてて、男の人に見つかったりとか…」
「今日実現したのか」
「はい…」
「いつもしてるのか?」
「そんな、今日が初めてです」
「その割にはローターが使いこまれてたみたいだけどな」
「それは…いつも一人の時に使ってるから…」
 桜の手は休まずに自分の身体を刺激していた。右手で乳首を転がしながら、左手は既に下半身に移っている。
「他には?」
「たくさんの男の人に…」
「犯される?」
 この単語に桜が反応した。身体を震わせて絶頂に達する。
「犯されるのが好きなのか?」
 言葉を重ねる。桜の両手は既に胸から秘部に移り、膝を閉じてもじもじと腰を動かしている。
「膝」
「え?」
「膝、広げて」
「恥ずかしいです…」
 桜の返答に俺はベッドに座ると、桜の膝を持って、一気に力を入れる。
「きゃぁっ!」
 桜の自慰姿が俺の前に現れる。両手の人差し指でクリトリスを刺激していた。
「桜はいやらしいんだな。クリトリスがこんなに充血してるぞ」
「あぁ…」
 恥ずかしそうに顔をそむける桜だが、指は止まっていない。なおもクリトリスを、さっきより激しく刺激していた。俺はそんな桜の両手を握って秘部から遠ざける。
「え…?」
 桜の顔に『?』マークが浮かぶ。
「おあずけだ」
 手を拘束したまま桜の全身を眺める。ほてった身体は全身を名前の通り桜色に染め上げていた。
 2分経過。
「寿一さん…」
「どうした?」
「あの…」
 腰をくねらせながら桜は今にも泣きそうな表情で俺を見る。
「何だ?」
「がまんできないんです…」
「ちゃんとおねだりしたらごほうびをあげるよ」
 敢えて優しい言葉をかけて桜の手を解放してやる。桜はおずおずと膝を開いて、両手で自らの秘丘を広げる。ピンク色の肉が電灯の明りを受けてぬらぬらと光っている。
「私のいやらしいあそこに寿一さんの…を…」
 消え入る声に俺は、
「聞こえないぞ。それに『あそこ』ってどこだい?」
 あえて優しい声で尋ねる。桜は目をつぶって、
「わ、私のいやらしいおま○こに、寿一さんのおちん○んを入れて下さいっ!」
 我慢できなくなったのだろう、秘穴に指を入れながらねだってくる。俺も服を脱いで桜の上に覆い被さるようにして襲いかかる。
 桜の首筋に跡が残る程強いキスをして一気に肉棒を桜の胎内に突き入れる。
「あぁぁっ!」
 桜の嬌声が部屋に響く。中はぬるぬるになっている。
「桜の中、ぬるぬるじゃないか。いやらしいな」
 俺の言葉に桜は両手で顔を覆っていやいやをするように首を横に振る。俺はその手を無理やり引き剥がして桜に耳打ちをする。
「でもちょっとゆるいな。もしかして、毎晩男を連れこんで、こうして犯されてるのか?」
 この言葉は効いた。桜の膣内がきゅっと締まる。
「そんなことないです…ずっと一人で…」
 そう言って桜が抱きついてくる。
「犯されるのを想像しながらオナニーしていたのか?」
 もう声も出ないほど興奮している桜がこくこくとうなずく。
 俺達は獣の様に身体をぶつけ合った。正常位から騎乗位、バック、俺の肉茎は桜の溶け切った秘部に出入りし、そのたびに桜のピンク色の声が部屋に響いた。
「桜、どこに欲しい?」
 俺も桜もラストスパートに入った時、俺が尋ねた。
「中で…中に下さい」
 上気した顔で桜が答える。
「何を、どこに欲しいんだ?」
 俺の問いに桜の膣内が更に締まる。
「答えなきゃ抜くぞ」
「あ、い、言いますぅ…私の、私の膣内(なか)に寿一さんのせ、精液を下さいっ!私を汚してくださいっ!」
「良しっ!」
 俺は桜の最奥にペニスを突きこんで一気に精液を吐き出した。同時に桜の膣がきゅぅぅっ!と締まって潮を吹く。
「あぁぁぁぁっ!」
 長く、尾を引く声を上げて桜が絶頂に達する。俺も桜の中を自分の体液で汚しながら最高の快楽を桜から貪るように奪う。

「…ごめんっ!」
 全部が終わって、お互いにシャワーを浴びてから俺は桜に頭を下げた。時間は午前4時。
「え?」
 桜がきょとんとした表情を俺に向ける。
「いや、なんか脅迫して無理やり犯したみたいで」
 冷静になって考えると俺って犯罪者?という考えが頭を掠める。
 桜はそんな俺を見てくすっと笑うと、来ているTシャツの首元をちょっと伸ばして綺麗な首筋を俺に見せる。そこにはさっき俺がつけたキスマークが色濃く残っていた。
「寿一さんは満足できなかったですか?」
「いや、大満足」
 思わず即答してしまう。桜は再びくすくすと笑ってから、俺の耳元に口を近づけて、
「私もすっごく良かったです。だから…」
 耳元に当たる桜の吐息が俺の背筋をぞくぞくさせる。
「私のご主人様になってください」
 たまらなくなって俺は再び桜を押し倒した。

〜Fin〜
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