My Sweet Darlin'2(仮)

第1話 〜二人の関係〜

「そのチョーカー可愛いね」
 仕事が終わり、更衣室で制服から普段着に着替えている時、同僚から言われた言葉に木ノ本 桜は一瞬何を言われているのか理解できず、『?』マークを浮かべる。
「あ、これ?」
 やっと自分の首に巻かれているトップに小さい十字架の飾りがぶら下がっている黒いチョーカーの事を思い出し、シルバーで造られた十字架に触れながら、
「うん。どこで買ったの?」
「貰ったんだよ」
「えーっ!桜、彼氏できたんだ?」
 突然の告白に大声で驚く同僚。無理もない。桜の評判は『可愛いけど、奥手』というのが女子社員の中でも有名だったのだ。男子社員で彼女を狙っている者も多いのだが、それらの告白は桜のうつむき加減で申し訳なさそうに、「ごめんなさい、まだそういうの考えてなくて…」という返答の前にあえなく玉砕していた。
「そんな、彼氏っていう感じじゃなくて…」
「いいっていいって!今度紹介してね?じゃ、また明日!」
 そう言って更衣室を出て行く。彼女のせっかちさはいつもの事で、人の話を聞かないというので有名だった。顔は悪くないのに。
「彼氏…」
 もう一度チョーカーに触れる。ベルベッド生地で作られたチョーカーは桜にとっては『彼氏からのプレゼント』ではなかった。起毛の感触が心地良い。夏だったら少し暑苦しい印象を受けるが、冬の今の季節ならちょうど良いアクセントになっていた。
 しかし、桜にとってこのチョーカーは『彼氏に貰ったアクセサリー』ではなかったのだ。

 マンションの部屋には灯りが点いていなかった。
「まだ帰ってないのかな?」
 帰る途中、スーパーで買い物をした袋を手に、エレベーターに乗って自分の部屋がある6階のボタンを押す。
 部屋の鍵を開けて真っ暗の部屋に入った。玄関は扉を閉めてしまうと外からの灯りが入らない場所なので、何も見えない。人の気配もなく、冬独特の寒さが廊下を包んでいた。
「電気電気…」
 玄関脇にある証明のスイッチを押そうとした瞬間、
「むぐっ!」
 真正面から口を塞がれる。同時に何者かに背後に回りこまれる。扉の鍵が閉められる音が響く。
「騒ぐな」
 低く、くぐもった声が桜の耳に響く。同時に穿いていたロングスカートの中に手が侵入してくる。膝から腿、内腿を手がいやらしく這い回る。膝を閉じて抵抗するが、男の手はそんな抵抗も気にする風もなく、腿からヒップラインへと移動していった。
 形がよく、肉付きも良い尻を男の手が蹂躙するようにもみしだく。
「んっ!」
 声を上げようとするが、男の大きな手によって口がふさがれ、声にならない。その間も手はヒップをまさぐり、今、その手はヒップから股間へとその触手を伸ばしていた。
「んー!んー!」
 必死で抵抗して足を閉じる。男は「チッ」と舌打ちをすると桜をフローリングの廊下に押し倒す。
「何するんですかっ!?」
 手から開放された桜は声を上げる。が、男は無言で桜に覆い被さる。
「いやっ!」
 抵抗を試みるが、空しく両手を男の片手に掴まれて床に押し付けられ、ロープのようなもので縛られる。
「お願い、やめてください…」
 そんな懇願が聞き入れられることもなく、男は無言で桜が着ているブラウスに手を入れてくる。
「っ!」
 ブラジャーをずらして桜の胸が弾みで軽く揺れる。乳首がブラウスに擦れて微妙な感触が桜を刺激した。
「乳首が立ってるな」
 言葉と同時に乳首に強い刺激が加わる。
「痛っ!」
 激しい痛みが背骨を通って脳を揺さぶる。が、手は容赦なく彼女の胸を攻め立てた。ブラウスが剥ぎ取られ、男の舌が桜の胸を愛撫する。
 ぴちゃぴちゃという音だけが廊下に響く。
「止めて…」
 泣きそうな声で哀願する。と、男が舌を止めて顔を上げた。相変わらず暗いので顔までわからないが、闇になれてきた桜の瞳に輪郭と髪型だけが映る。卵形の輪郭で、髪型はわからない。どうやらバンダナか何かで特徴を隠しているようだ。
「止めて欲しいか?」
 マスク越しのくぐもった声に桜は涙を浮かべてうなずく。
「足を開け」
「え?」
「開け!」
 その怒気をはらんだ声に桜は抵抗する術なく足をM字に開いた。スカートがまくられ、桜の下着越しに冷気が股間に漂う。
 カシャ、という音と共に突然閃光が疾る。
「止めてください、お願い!」
 涙を流しながら言うが、容赦なくフラッシュが光り、写真が撮られる。
 数回の撮影の後、男の手が下着に掛かる。
「いやぁっ!」
 下着までも剥ぎ取られてしまう。思わず足を閉じる。これで桜を包むものはずらされ、役に立たないブラジャーのみとなってしまった。
「開け」
「お願い…」
 再び乳首に強い刺激。悲鳴を上げて足を再びM字に開く。
 またフラッシュが光った。容赦なく桜の秘所が撮影される。桜は羞恥で顔が熱くなるのを自覚していた。そしてもう一箇所も…
 フラッシュが収まり、閃光でぼやける視界に桜が少しくらくらしていると、男が桜の股間に割って入ってきた。同時に桜の蜜壷に何かが触れた。
「え…?」
 理解する前に桜の女性器に『男』が入ってきた。急激な刺激に桜の頭がついてこない。
「興奮していたのか。濡れてるぞ」
 男は興奮した声で抽出運動を始める。
「いやっ!やめて!」
 男の胸板を押し戻そうとするが、男は構わずに桜を犯し始めた。
 男のペニスが桜に出入りする淫猥な音が廊下に響く。桜は襲ってくる快楽の波に負けまいと必死に唇を噛んだ。
「犯されてるのに感じているのか?」
 その声に桜が反応した。
「何だよ、犯されている上にこんな言葉に反応するんだな」
「んんっ!」
 口元を手で抑えて声が漏れるのを防ごうとしたが手が縛られ、動かないように男に押さえつけられているために声が漏れてしまう。
「淫乱な女だな」
「ぁあっ!」
 桜の膣がきゅっと動くのが自分でもわかった。
「言ってみろ、『気持ちいい』って」
 ふるふると頭を横に振る。が、頭の中は自分の中に押し入ってくる男を意識していた。
「そうか。じゃあ…」
 突然男が離れた。桜の膣から男の肉棒がぬるり、と抜け落ちる。
「え…?」
「冗談だよ」
 気の抜けた桜に男がもう一度覆い被さり、挿入される。
「あぁぁぁっ!」
 声が響く。快楽の声だ。
「淫乱女め。犯されて声を上げるなんてよ」
 こくこくとうなずく桜。
「強姦されてよがるのか?」
「…はい」
「言ってみろ」
「私は…犯されて…気持ちいいです」
 消え入りそうな声。それとは裏腹に桜の快感は増大する。
「あっ!あっ!あぁっ!」
 男の出入りと桜の声がシンクロする。足が宙を掻く。
「膣内に出すぞ!」
「うん!出して下さい!私の膣内に射精して!」
「さく…ら!」
 一際奥にペニスが突き入れられ、子宮口にに大量の精液が浴びせられる。自分のとは違う暖かさが膣内に広がる。
「あ…」
 同時に桜も絶頂を迎える。

 廊下の照明がついた。急に灯った明かりに目が眩む。
 目が慣れた時、桜の目の前に居たのは…
「寿一君!」
 マスクをしたままの寿一が優しい笑顔を湛えて立っていた。寿一はマスクを外しながら桜に手を貸す。
「大丈夫だったか?」
「あ、うん…って酷いよ。本当に怖かったんだからね!」
 さっきまでの行為の事を言っているのだ。
「ごめんごめん。わからなかったか?」
「最初はパニックになってて全然わかんなかったよ。でも、手の大きさとか、身体の匂いで寿一君ってわかったから」
「すごい濡れ方だったな」
「いじわる…」
 じっと上目遣いで5センチ以上高い寿一を睨む。
「そう言うなって寒い中ずっと待ってたんだぜ」
 邪気の無い笑顔で言われると怒る気もなくなってしまう。というより、
「でもね、寿一君だったら何してもいいんだよ。私は寿一君の…」
 言いかけた所でいきなり寿一が桜の唇を奪い、舌を入れてくる。
 舌と舌、唾液と唾液が絡まり、この上なく淫靡な音が桜の耳朶を打つ。
「あっ!」
 寿一の指が再び『体内』に入ってくる。先ほどの恐怖は既に霧消し、桜は安心して矯正を上げた。
「桜の中、お前の液と俺の精液でどろどろだな」
「うん…もっと欲しいよぉ」
「何をだ?」
 意地悪そうな表情に一変する。桜は優しい寿一も好きだが、この表情の寿一が一番好きだった。普段、まじめな仮面をかぶっている自分の『素』の顔を曝け出させてくれる、彼氏ではなく、『ご主人様』の顔が。
 桜は寿一の前にひざまずき、寿一の萎えた男根に触れる。自分の愛液とご主人様の精液で汚れたそれから漂う匂いに股間がしめつけられるようになる。
「…ご主人様のおちん○んがもっと欲しいです…」
 恥ずかしくて真っ赤になるが、同時に興奮のバロメーターも跳ね上がる。
「どこにだ?」
 自分の奴隷の頭に手を置き、優しく撫でながら尋ねる。
「言わなきゃ、駄目?」
「駄目だ。言わなかったら今日は終わり」
 寿一の目が細くなる。同時に萎えていたモノが少しずつ大きくなり始める。
「ご主人様のおちん○を、私のえっちな所に入れてください…」
「えっちな所ってどこなんだろうな?」
 【口撃】が始まった。
「え…あの…」
 いつも尋ねられるのだが、いつも恥ずかしい。口篭もってしまう。
「その…」
「言わないとわからないぞ。言えないんだったら終わりだな」
 そう言って寿一は桜を廊下に残して奥のリビングに去ろうとする。
「私の、えっちなお○○こに入れてください…」
 消え入るような声で呟く。
「何か言ったか?」
 聞こえないふりをして振り向く。が、寿一の【男】の部分は既に血液が集まっていた。
「ご主人様のおちん○んを私のえっちなお○○こに挿れて、いじめてください!」
 思い切って言葉を出す。自分の予想より大きな声に我ながら驚いてしまう。
「おっきな声だったなぁ。お隣さんに聞こえたかもな」
「えっ!?そんな…どうしよう?」
 羞恥心が数倍になって跳ね返ってくる。おろおろしている桜に寿一は、我慢できなくなって桜の頬に自らの肉棒を這わせる。桜はこくり、とうなずいてそれを口に含んだ。
 音を立てて舌を這わせる。この方がお互い興奮するのだ。
「いやらしい舐め方するよな。他の男のもこうやって舐めてるのか?」
「そ、そんなことしてないよ!」
 口を離して抗議する。が、強引に口の中にペニスをねじ込まれる。
「わかってるよ。でも、そう思いたくなるほどいやらしいぜ」
「ん…」
 もう寿一の言葉が耳に入らなくなっていた。夢中で目の前の肉棒に舌を這わせ、口に含み、両手で刺激を与える。
「桜、イくぞ!」
 同時に口の中に生臭い液体が放たれる。びくびくと脈打ちながらさっき自分の子宮をやけどさせそうになった熱い液体が口中に広がる。桜は恍惚の表情を浮かべながらそれを燕下する。
「気持ちよかった?」
 精液を全部飲み干してから寿一を見上げる。
「あぁ。今度は桜を気持ちよくしてやるからな」
 言って寿一は桜を抱き上げるとベッドのある部屋に連れて行った。

「そのチョーカー、ちゃんと着けてくれてるんだな」
 ベッドの上で、桜の体温を感じながら寿一が首元のチョーカーに触れる。
「うん、もちろんだよ。だってこれは…」
「『首輪』の代わりだもんな」
 そう、このチョーカーはアクセサリーではなく、桜が寿一の奴隷という証の首輪だったのだ。リアルな物では日常生活に差し支えると、寿一が桜にプレゼントしたものなのだ。桜がこのチョーカーをつけている限り、彼女は寿一の奴隷であり、寿一は桜のご主人様なのであった。
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